ストウブでごはんを炊く理由は「美味しい」ばかりではないのだ

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ここ2年ほど炊飯器メインでごはんを炊いていたのですが、いつの間にかなんだかほとんどストウブで炊いている今日この頃。

最初に実家を出たときに炊飯器を買わず、もともと持っていたストウブだけで生活するようになりました。

今の家への引っ越しを機に、炊飯器は無くても十分生活できるけど、あったらあったで便利なんだろうか?と考えて、試しに炊飯器買ってみたのです。

確かに便利といえば便利で、買ったからにはメインで使おうと思い使ってきました。

でもまたストウブ炊飯に戻ってきてしまったよ。なぜだい。

結論:炊飯器の手入れがめんどくさい

理由ひとつしかなかった。単純に炊飯器って内釜以外にきれいにしとかなきゃいけないパーツがあるからだった。

我が家の炊飯器は蒸気が直にあたる内蓋と、内蓋についている蒸気が出る部分(パッキン的なものも軽くはまっている)と、蓋からしたたり落ちた水分が溜まる蓋と本体の間のところ、を主に定期的に掃除します。たまにちょこちょこ外側も拭くくらいはしますけれど。

これストウブだったら、鍋と蓋!以上!!

物のお手入れが嫌いすぎて、炊飯器でさえきれいに使うのが難しいというめんどくさがりな私です。

めんどくさすぎてそんな毎回きれいにはしていないため、米粒とまでは言えないけれどなんかこうふやふやにふやけたごはんが若干含まれる水分がだんだんとパーツにこびりついてきて、あっそろそろ洗わねばなと罪悪感が出るくらいになってきてからようやく腰を上げるような感じです。

ところで私、炊き込みごはんを作るのが好きでたまにやるのですが、調味料や具材によっては1回の炊飯で炊飯器の蓋の部分に、においがだいぶついてしまうので、わりとすぐに掃除しています。めんどくさい。

次回白いごはんを炊いたとき、蓋を開けてふわっと香るのが白いごはんでなかったときのあの残念な気持ちよ……。
※私は白いごはんだけで食べられるタイプの、白いごはんが大好きな人です。

炊き込みごはんだけでなく、世の中には「炊飯器で作れる○○レシピ」みたいなものっていっぱいありますよね。

炊飯器ってごはんを炊くだけじゃなくて、いろんなことに使えるみたい。

我が家の炊飯器殿にも、パンを焼くコースが備わっています。焼いたことないけど。

いろんなものが作れるのは面白くていいけど、私の場合は、その度にきちんと内釜以外も洗うめんどくささのほうが勝ってしまうに違いありません。

ストウブにもめんどくさいとこはいっぱいあるよ

一般的なストウブ炊飯のめんどくささってたぶん「調理」段階の話が主だと思います。

手入れは嫌いだけど料理自体が好きな私の場合は使い慣れてしまえば全然平気でした。

浸水時間が必要だとか(炊飯器炊きでもきちんと浸水させている人はだいぶまめだと思う)。

時間と火加減を見る必要があるとか。

加熱中(15〜20分くらいかな?)はコンロひとつを占領してしまうとか。

私は料理自体が楽しくて好きなので、慣れと段取り次第でその辺全然クリアできちゃうからな、と思ってしまうのですが、炊飯器炊きが当たり前の方からすれば、毎回ではなくとも炊飯器のお掃除をするほうが楽かもしれません。

どっちが手間に感じるかは人それぞれだもんね。

炊飯器の内釜よりもごはん粒がくっつきやすくても、洗うのにはちょっと重量があっても、それが私にとっては許容範囲内というだけのことです。

ストウブで炊くごはんは美味しいっていうけれど

たしかにストウブで炊いたごはん、美味しいんですよ。美味しいと思うんです……けど……。

正直特別美味いのかわからんな、と最近は思っています。

「ストウブで炊いた」で上がったテンションにそう思わされているのでは?

愛着ある鍋で炊いているから美味しく感じるのでは?とかとか。

「美味しい」の定義も人それぞれ好みによるところが大きいので難しいところですが。

実はストウブ炊飯生活を続けたあと、試しに炊飯器を買ってごはんを炊いてみたとき「この炊飯器めっちゃ安いやつなのになんだ、ごはんすごく美味しく炊けるじゃん」と思ったのですよ。

炊飯器もお値段お手頃なのから高級品までいっぱいありますよね。開発する側も、選んで購入する側も、美味しいごはんを食べることへの情熱がすごいですよね。

私の場合は予約炊きや保温といった便利な機能で生活が少し楽になったりするんだろうか?ということを試したくて、味がいまいちでもいいや、だってそんなときはストウブがあるもん、といった軽いノリで炊飯器を購入しました。別に安くて良かったんです。9000円しないくらいだったかな。

ですから、愛着のあるストウブで炊くごはんが美味しい!という自信のようなものが満々だった当時、お手頃価格の炊飯器で炊いたごはんが美味しくて逆にびっくりしたのです。

それからというもの、結構炊飯器を活用してきましたが、炊いたごはんの美味しさは「米」と「水」かな、と今では思っています。

ストウブごはんが特別美味しいのかはわからないけれど、好きな米、美味しくて適切な量の水で炊いたごはんが美味しいということは確かにわかるのですよね。

そしてさらにもうひと組の鍋と蓋が欲しい

ただのめんどくさがりなのでストウブ炊飯派に舞い戻ったのですが、実際に今年に入ってからほとんど使っていない炊飯器はもはや不要なのでは?約2年間お世話になったねありがとう……代わりと言ってはなんですが、もうひとつ、ストウブが欲しいと思っています。

ストウブ購入のきっかけが「鍋でごはん炊いてみたい」だったので、最初が「ラ・ココット de GOHAN」Sサイズ(1合炊き)、もう少し炊きたいけどちょっと違うのがいいなと思って次が「Wa-NABE」Mサイズ(2合炊き)を買いました。今メインで使っているのがWa-NABEです。

自分で持っているストウブ2つともが、炊飯や和食向きのシリーズでして、蓋裏の突起がシステラってやつ。私たぶん使ってみてもたいして違いわかんないんじゃないかと思っているんですけど、でもやっぱりザ・スタンダードストウブを使ってみたいんですよ〜〜〜!というわけで「ピコ・ココットラウンド」20cm(3合炊けるらしい)あたりを狙っています。

ちょっとお値段は張りますが、お手入れ簡単なのに長持ち、たぶん美味しい料理ができる、そんなストウブとこれからもますます仲良くしていきたいと思っております!