気軽にインクを楽しむために、万年筆ペン先のつけペンhocoroを使ってみた

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今年やりたかったことのひとつに「色彩雫を使い切る」がありました。

万年筆のインクのことです。色彩雫。

何年前に買ったか正直覚えていないのですが、3色セットの小瓶を持っていまして、使いきれていないのです。

今年こそいっぱい書いて使い切ってやるぞと思っていたのですが、結局全然使いきれそうにありません。

以前、パイロットのカクノという、めっちゃ書きやすくてリーズナブルな万年筆を愛用していると述べたのですが、最近は愛用というほど使えておりませんでした。

結局手帳書き書きするのにも手紙書き書きするのにもボールペンを使うことが多いです。
手軽さでは敵わないよな。現状わたしの使い方だと、カクノにはインクの補充と洗浄をせねばならない。

使い切りたいなら1色ずつしばらく使ってりゃいいじゃんて感じなんですけど、まったく、わがままでめんどくさがりな人間なのです。

せっかく3色持っているし、ころころ色替えして使いたい!
でも洗ったり乾かしたりがめんどくさい……。

でも、つけペンだと気軽にインクが使えるらしいじゃないですか。

hocoroを選んだのは、使ったことのないセーラー万年筆だったから

文房具売場でパッと目に入ったのが、セーラーのhocoroと、パイロットのいろうつしです。

hocoroのほうがちょっとコンパクトでポップな印象。

いろうつしはすんごいシンプル。なんか長め。筆感ある。

特に大きく違うのは、hocoroはペン先に種類があって、付替が可能なこと。

いろうつしはペン先のつけ外しはできないし、特に種類がありません。

あまり迷わずhocoroにしました。

理由は、セーラーの万年筆に興味があったから。まだ使ったことない!

わたしが持っている万年筆カクノはパイロットの商品なのでね。

メーカーが違うの、試してみたい〜という興味からhocoroにしました。

hocoroを使ってみたら想像以上の手入れの不要さに感動した

水でちょちょっと洗ったら、違うインクすぐ使える〜!!

そもそもそういう商品なんですけど、それが快適なのなんのって!つけペンってほんと気軽ね!

手紙を書いている途中でインクを変えられる!同じペンで!

複数万年筆を持っていて、それぞれに違うインクを入れて、使い分けたらいいじゃんというのはがんがんばんばん筆記する人向けの方法です。

ペンを分散させてしまうと、そこまで日常使わない人はそのうちカペカペにさせてしまう確率が上がるから。あっちもそっちもこまめに自然に使えるか、使う努力ができないなら向かないと思うのです。

そしてセーラーの万年筆ペン先の書き心地ですが、良きですね!

いくつも使ったことがあるわけではないので、イエスかノーでしか答えられないけど間違いなくイエス!

それと、hocoro単体で机の上に置いても転がらず安定するよう、軸に平らな面があるのが地味に嬉しいです。

総じてとても使いやすいペンでした!

hocoroの難しかったところ

本当に申し訳ない。これはわたしが不器用すぎたというだけなのです。

ペン先をペン軸にセットするの、すごく苦労しました。

普通よく見ればできる。これを読んでいるあなたはたぶんできる。

わたしは苦労した上に間違って力づくでくっつけてしまって、過ちに気づいたときにはペン先が容易に外せない状態になってしまいとても焦りました。

なんとか外して、結局正しくセットできましたが……。このときの焦りの気持ちが大きかった思い出ゆえに、ぜったいもうペン先外さない、などと決意しました。hocoroはペン先外せるのも売りなのに。

軸とペン先の組み合わせを変えるのはもちろん、ペン先を外してひっくり返してペン軸の中に収納できるようになっているのです。ペン先を保護して持ち歩くのに便利。

そもそもわたしはつけペンを外に持ち出して使うことはないだろうなあと思っています。

インクつけやすいようにインク瓶からインクを別の容器に出して、安定した机の上で慎重に扱わないと……インクをぶちまけない自信がない。

ペンというよりインクの扱いの都合で、持ち出してまで使わなそうです。

書道的な、硯と筆を机上に用意して書くスタイルみたいな……そんなイメージですかね。
というかそういうのに憧れている部分もあってこのつけペンスタイルが楽しいです。

持ち歩くならそれこそ、カクノにインクを入れて気軽に外出先で書き書きしたい!

ペンは準備できたので、あとはインクを使い切るだけだ

落ち着いて何かを書くという時間があまり取れずにいるので、結局hocoroをゲットしてからもあまりインクの減りはよくないのですが。

でも確実にハードルは下げることができたと思います。

色彩雫のミニボトルは、昔は3色セット買いしかできなかった気がするんですが、今は単品で買えるようなのです。気軽に好きなものをひとつ選べるのはいいですね。

わたしがずっと使いきれていないのは、鮮やかな青色の朝顔、深い赤紫色の山葡萄、濃く深く使いやすいダークブルーの深海です。

手持ちのインクが終わったら、新しいインクを……というより、パイロットのいろうつしも欲しくなってしまいました。木軸かっこよくない!?

あと最近友人が持っているかわいい万年筆や、素敵な万年筆を使っているYouTube動画を見かけて、やっぱりいかした万年筆も欲しいな……と思ってしまいました。カクノでいいんじゃなかったの。

ペンやインクを増やしても良いと思えるくらい、手書きで何かを書く習慣がもっとつくとよいのですがね〜!